内視鏡検査で健康状態を把握して安心生活を！
県立安芸津病院 内視鏡検査ステーションでは、「経鼻内視鏡」による『よりラクな内視鏡検査』を実施しています。胃腸の調子が気になる方はもちろん、自覚症状のない方も健康管理のため、ぜひ一度、内視鏡検査を受けることをお勧めします。
内視鏡検査で早期発見・早期治療を心がけましょう
胃がんや大腸がんは、早期に発見できれば、治る病気です。しかし、どちらも早期にはほとんど症状がないため、病気を発見するには内視鏡検査が有効となります。自覚症状がなくても定期的な健診で早期発見・早期治療につとめましょう。
また、潰瘍性大腸炎・クローン病などの炎症性腸疾患の治療も専門の医師が対応しております。早期治療のために、お気軽にご相談ください。
「経鼻内視鏡」による検査の流れ
①麻酔
まず、麻酔室で鼻に麻酔します。部分的な麻酔なので、検査後すぐに車の運転、仕事、家事もできます。
②検査
内視鏡が舌の付け根を通らないため、吐き気や息苦しさをあまり感じません。検査中に医師と会話することも可能です。
③結果説明
結果はすぐわかるので、その日のうちに医師の説明を受けて帰れます。組織検査をされた方は結果が出るまで数日かかりますので組織検査の結果のみ後日の説明になります。
感染対策について
検査・治療で使用した内視鏡は、日本消化器内視鏡学会より提示されている「消化器内視鏡洗浄消毒マルチソサエティガイドライン」に沿って洗浄消毒を行います。他、使用する医療処置器具、物品は可能な限り使い捨てのディスポーザブル製品を使用しております。また、患者様同士の交差がないように環境や使用物品にも配慮し、医療スタッフはスタンダードプリコーション（標準予防策）の概念に基づき感染予防に努めています。
手術への対応も万全です！
検査も，治療も，当院で行えます
検検査で異常が見つかった後も、当院ですぐに治療が行えます。
もし、外科的手術が必要となった場合でも当院外科にスムーズに連携ができます。病状や患者様のご希望に沿って他医療機関への紹介、連携も可能です。
内視鏡調査Q＆A
内視鏡ってなに？
上部消化管内視鏡検査は世間一般にいう「胃カメラ」のことです。胃カメラの中でも口から行う「経口内視鏡」と鼻から行う「経鼻内視鏡」があり、経口内視鏡の半分くらいの太さの経鼻内視鏡なら、よりラクに検査を受けていただけます。 下部消化管内視鏡検査とは「大腸カメラ」のことです。大腸カメラというと大量の下剤を飲むからしんどい、というイメージがありますが、当院では以前より飲みやすい腸管洗浄剤（スポーツドリンクのような味）を用意して、ご好評いただいています。
内視鏡ではどんなことができるの？
がん（食道・胃・大腸）の早期発見に役立つほか、ポリープ、潰瘍、ピロリ菌感染胃炎などの消化器系疾患を診断することができます。
特に早期のがんやポリープを内視鏡で切除する治療も行っています。また、胆道や膵臓の疾患の診断や治療も行っています。
受ける際、どんな注意が必要？
胃カメラの場合は、前日2０時以降の食事はお控えください。当日朝まで水・お茶などの多少の水分摂取は大丈夫です。（牛乳や乳製品は避けてください）高血圧や心臓病、喘息の薬などは早朝に内服してご来院ください。（内服薬に関しては、医師・看護師より詳しい説明を受けてください）
大腸カメラの場合は、前日より消化の良いものを摂取していただき、前日夜に下剤を服用し腸内をきれいにします。このため2～3日前から食事についても制限があります。
結果はいつわかるの？
当日検査後、診察室で結果についてご説明します。ただし、組織検査などを行った場合は、詳しい結果が出るまで時間がかかるため、結果のご説明は後日になります。
予約診療の手順
自覚症状のある方
かかりつけ医のある方
まず、かかりつけ医にご相談ください。かかりつけ医からの紹介により、簡単かつスピーディーに検査の予約ができます。
当院で受診されている方
主治医にご相談ください。院内で紹介し、すぐに検査の予約を行います。
かかりつけ医がなく、現在、医療機関での受診のない方
まず、当院の内科を受診してください。その上で検査の予約などを行います。
自覚症状のない方
定期的に健康診断を受診しましょう。予約など健診の受付は総合窓口で行っています。
（0846）45-0055
