診療内容
当科では人工関節置換術による治療をメインに行っております。後療法もクリニカルパスを導入し,輸血の回避,鎮痛剤カクテル注射による術後疼痛緩和に務めております。人工関節置換術は術後2日目から全荷重歩行を開始し,退院は術後平均3.5週で可能となります。 また,一般外傷に対する手・足の骨接合術・アキレス腱縫合やばね指・手根管症候群・外反母趾などの手術にも対応しております。そして,現在人工関節外来と骨粗鬆症外来の特殊外来を毎週木曜日の午後から完全予約制で行っております。人工関節外来では膝関節や股関節の術後フォローアップをより充実させ,異常の早期発見につなげる診療を行っています。また,骨粗鬆症外来では早期発見や治療を行い,骨粗鬆症マネージャーの指導や相談体制を整え万全の対応を行っております。さらに,転倒による脊椎の椎体骨折においても,症状が悪化しないように治療と予防を並行して行い,ADLの拡大に向けたリハビリや退院後の生活がスムーズに自宅で行えるよう地域連携室とも協力し,本人様と家族様のサポートを全力で行っています。当科の特色
増加の一歩をたどる骨粗鬆症に対し,バイオ製剤から内服薬まで幅広い治療の選択肢を有し,新たな骨折予防に積極的に取り組んでいます。また,相談窓口として骨粗鬆症マネージャーが在籍し,様々な相談や悩みに応じ,その患者様にあった指導を行っています。 また,リウマチ治療においては,バイオ製剤を治療の中心におき,他の薬剤とのコンビネーションにて病勢のコントロールを行っております。そして,他科との連携も行い,患者様の意向に沿った治療を進めております。併せて,術後の患者様やADL低下の患者様・関節拘縮の患者様などリハビリテーション科と連携を取りながらリハビリを進めています。他院から紹介されたリハビリ患者様も状態に合わせて主治医が指示をしながらリハビリを進めています。地域のみなさまへ
医療の提供はもとより,文化的な交流も積極的に発信していきたいと思っております。音楽の持つ癒しの力を信じて行う音楽活動,転倒予防の活動としての「転倒なしサンバ」の体操,院内の七夕コンサートやクリスマスコンサートなど行うことで,地域の皆様が楽しい時間を過ごしていただければと思います。また,地域での医療公開講座の開催やイベントに参加することで,地域の皆様が健康で生き生きと過ごしていただくお手伝いができればと思っています。 コロナ渦の中で病院として感染対策を十分に行い,皆様が不安なく受診や相談ができるように万全を期して行っていく決意です。何か診療上のことで詳しく尋ねたい方がおられましたら,遠慮なく当院整形外科までお電話をください。診療医師のご紹介
診療科 | 整形外科 |
---|---|
役職名 | 院長(兼)主任部長 |
氏 名 | 後藤 俊彦(ごとう としひこ) |
認定資格・ 専門領域等 | 中部日本整形外科・災害外科学会評議員 日本整形外科学会専門医,日本整形外科学会脊椎・脊髄病医 日本整形外科学会スポーツ医,日本整形外科学会リウマチ医 日本リウマチ学会専門医,日本リウマチ財団リウマチ登録医 TKAカンファレンス広島世話人 日本整形外科学会運動器リハビリテーション医 ドクターオブドクターズネットワーク優秀専門臨床医 |
診療科 | 整形外科 |
---|---|
役職名 | 部長 |
氏 名 | 平松 武(ひらまつ たけし) |
認定資格・ 専門領域等 |
診療科 | 整形外科 |
---|---|
役職名 | 部長 |
氏 名 | 藤原 祐輔(ふじわら ゆうすけ) |
認定資格・ 専門領域等 | 日本整形外科学会 整形外科専門医 |